2017年度選手評価 61・三家和真

2017年度の三家の成績は、1軍では5打数0安打、2軍では107試合に出場して打率.262という結果でした。
広島の育成4位から戦力外⇒BCリーグ⇒入団テストでマリーンズへ入ってきた異色の経歴を持つ選手であり、肩が強くスイッチヒッターという特徴を持った選手です。
入団1年目から数は少ないですが1軍出場を果たすことが出来たのは良かったと思います。
但し、打撃がいまひとつなのと、走塁があまり上手くない(2軍で盗塁失敗のオンパレード)というのが惜しい選手ですね。
線が細いところから、足でアピールするタイプの選手なのは明らかなのですが、盗塁がうまくないのではまるで意味を成しません。
但し、伊志嶺や岡田、角中や加藤に中村など足の速い選手は沢山いますが、荻野以外で盗塁がうまい選手がいないのは三家にとってはチャンスと捉えた方が良いでしょう。
井口政権では小坂コーチもいますし、盗塁の技術をしっかりと身に着けるのは生き残るための1つの選択肢と言えると思いますが、盗塁数という点では2軍では大木が24盗塁を決めており、盗塁という分野では1歩リードされています。(三家は6個)
それに、立場上チャンスは来季、多くてもあと2~3年なのは間違いなく、とにかく来季1軍で何かしらの結果を残す必要があります。
そうなるとやはり打撃でのアピールが必要で、打率または少なくとも出塁率で数字を残すしかありません。
しかし、いきなり1軍で3割近く打てるとも思えず、現実的にはカットで粘って四球を選ぶ。そして盗塁を確実に決めていくというのが生き残るために必要なのではないでしょうか。
マリーンズファンからの期待も大きい選手ですので、なんとか来季少しでも良い数字を残してその先へ繋げて貰えればと思います。
2017年総合評価:4
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