2017年度選手評価 11・佐々木千隼

外れ1位で5球団競合した佐々木千隼ですが、田中正義がファームで鍛錬を積んでいるのとは対照的に、1軍で15試合の登板数を貰うことが出来ました。

 

しかし、結果は4勝7敗の防御率4.22と期待からしたらだいぶ物足りない数字であり、「やはりルーキーに期待するのは酷か」という感想を持つことになりました。

 

どうにもシュート回転が気になる球筋で、制球にも苦しみ、夏場には二軍落ちを経験しました。

球速も140キロに届くかどうかといういかにもロッテなピッチングを続け、第二の藤岡になってしまわないかが心配です。

 

「コントロールを気にしすぎて、逆にコントロールが悪くなっています。投球動作のメカニックがおかしくなっていて……」

「まわりの先輩たちは回転がかかった伸びる球を、捕手が構えたところに投げ込んでいました。自分の球と比較して、こんなんじゃダメだな、と。いい回転でいい球を投げたいと思ったんです。そんなこと、それまで思ったことがなかったのに。」

「上からいい回転の球を投げようとしたことで、腕の振り方がそれまでと変わってしまった。単純に言ってしまえば、以前はもっと横だったのが、縦になった。」

「映像を比較すると、自分でも大学時代と変わっているのがわかる」

「自分が腕を振りやすいところで振れていない。ぜんぜん腕が振れてこないんです」

ファームに落ちた時にこのようなコメントをしていましたが、一体ピッチングコーチは何をしているんだと言いたいですね。

 

このことで、佐々木自身、本来のフォームと投球の感覚がわからなくなったとも言っています。

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この秋、フォーム固めに取り組むようですが、なぜかロッテの選手はドラフト時に評価されていた部分を捨てたがる傾向にあり、こじんまりしてしまいます。

1軍再昇格したあとの9月のピッチングではそこそこの球を放っていただけに、その投球を継続出来れば、と思います。

 

まずは大学時代の投球フォームをベースに、そこからプロ仕様にカスタマイズするような方向性で練習してもらえたらと思います。

 

そしてやはりピッチャーの土台はストレートであり、そのストレートのシュート回転の修正という意味合いであればフォームの修正はありだと思いますが、球速や切れを落としてまで制球を重視するようなフォームということでしたら反対です。

 

佐々木千隼の能力であればストレートが145キロを超えるような投球をしてもらいたいですが、その為には体力も必要でしょう。

 

ルーキーイヤーの今年は交流戦くらいから序盤に大量失点するようなシーンも観られましたし、慣れないプロの環境で、思ったより心身共にタフではないとやっていけないということを痛感したんじゃないかなと思います。

 

そこの反省をいかにこのオフで補うかが勝負です。

 

今のままだと来季の二桁はちょっと期待しすぎかなと思うところが正直ベースで、1つでもいいから勝ち星の貯金をしてくれればと思います。

 

ロッテには珍しいハンサムな選手なだけに、個人的には球界を代表するようなエース級になって欲しいのですが、焦らずに1つ1つレベルアップしていきましょう。

 

 

2017年総合評価:4

 

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