現地観戦をして思ったこと① 「女性ファンの集客方法」

私は最近では、5月28日の「サマーハット配布デー」と、6月10日の「ピンストライプユニフォーム配布デー」両日に現地観戦してきました。
昨年から今年にかけて仕事が忙しく、なかなか現地観戦が出来ていなかったのですが、やっと時間を作って現地まで行くことが出来ました。
久しぶりに訪れた球場ですが、順位的に仕方のないことかもしれませんが、まだまだファンの集客が微妙な感じがしました。イベントデーなのに三塁側二階席とか結構空席がありましたからねー。
球団側も色々と工夫をしているのは分かるのですが、あともう一息かなと思います。
そこで今回は、現地観戦して私が思ったことをつらつらと書いていこうと思います。
今回は、女性ファンの集客に関してです。
「カープ女子」に学ぶ女性ファンの集客
レディースデーやらアイプリモコラボ企画やら、球団側も色々考えているとは思いますが、どれもミクロな戦術な気がしてなりません。
若い女性ファンを呼び込みたいなら、もっとマクロな戦略が必要だと強く感じました。
それは、①運営側の戦略②既存ファンの努力、この2点が最低条件。
まずは、球団経営サイドの戦略。
その前に、広島は「カープ女子」という言葉を世の中に広め、女性ファンの圧倒的な取り込みに成功しました。
それは、単に「カープ女子」という言葉を広めただけではなく、ドラフトの段階から堂林などの甲子園を沸かせた人気選手の獲得や、「ボールパーク」と呼ばれる球場を歩き回れるテーマパークのような球場、チームカラーの赤いユニフォーム=可愛いという価値観を広めたことなど、様々な努力の結果、「カープ女子」という一つのブランド化に成功しました。
ここにヒントがあると思います。
今の若い女の子は、「キャラクターに対する熱狂」や「お祭りやフェスなど一体感を楽しみたい」というところに価値を感じているように思います。
つまり、好きなキャラ(選手)を熱心に応援する。または、みんなでワイワイお祭り感覚で楽しむ。このどちらかでしか集客は出来ません。
特に後者に関しては、、女性はフェスとか好きですから、ここに価値を追及するのはとても大事なことです。
別にお祭り好きなのは女性に限ったことではありませんけどね。笑
野球の素晴らしさ?野球の醍醐味?
いやいや、ライトユーザーとして取り込みたい女性ファンはそんなことどうでもいいんです。
私自身、野球の奥深さや面白さは女性にも分かって貰いたいですが、現実問題どうにも無理のある話です。
もちろん、野球の奥深さが分かる女性もいますが、最初のうちの入り口段階では難しいでしょう。
ですから、そういうのは男性ファン同士、またはコアな野球ファンの女性で分かり合えれば良いと思います。
具体的に何が出来るか?
①選手のアイドル化 ②フェスやお祭り感覚を提供
この2つを前提として考えた時に、特に必要なのは②でしょう。
①はドラフトの抽選による選手獲得の制限、そもそも野球選手=アイドルではありませんから、キャラを売り出していくのは非常に難しい。
となると、やはり②のお祭り感覚をいかに作り出すか、が大事です。
サマーハットやレディースTシャツを配っても絶対に響きませんし、イケメン5なる企画を一生懸命やってもイケメン芸能人がスマホで観れてしまうこの時代にはなかなか効果が上がらないと思います。
そこで、私が考える具体的な方策としては、
- ①女性好みの衣装(ユニフォーム)配布
- ②音楽(応援含む)
この2つ。
①のユニフォームですが、ピンストライプユニフォームをもっと配るべき。
女性は「野球はそんなに好きじゃないけど、どうせ誘われて現地に行くならユニフォームを着てみたい」と十中八九思っています。特に若い子は私服のまま応援するよりも絶対にユニフォームを着たがります。これは間違いないですし、異論はないと思います。
「ユニフォームは嫌だ、私服で応援したい」という女性がいたら連絡下さい。ビックリして椅子から転げ落ちます。笑
ユニフォーム配布の何が良いかと言うと、「リピート率が格段に上がる」ことです。
ユニフォームを持っていたら、次回現地に行ってもユニフォームを買う必要はありませんからね。
ですから、サマーハットとかその他のグッズなんか配布しないで、ユニフォームを配れば良いんですよ。
そして、ユニフォームを持っている人には、次はキャップを配れば良いんです。
ユニフォーム同様、キャップをかぶりたい女性は多いですよ。その根拠に、若い野球ファンの女の子はユニフォームと帽子をかぶり、ビールを片手に自撮りをしています。コストが気になるなら、思い切って女性限定で配布すれば良いと思います。
例えば、彼女と野球観戦がしたい彼氏。今まで野球に大して興味があるわけではないのにユニフォームを彼女に買わすのは悪いですし、かといって2人分買うと高いから、「結局私服のまま観戦するカップル」は数多く見かけますよね?
そこで、女性にユニ配布をするのです。彼氏は自分の分くらいならユニフォームを用意出来ますし、2人でユニフォームを着て観戦した方が、「フェス感覚」を味わえて楽しさは倍増すると思いませんか?
というわけで、「若い女性にはユニフォーム!」これは運営側には合言葉としてもらいましょう。
音楽、応援の大事さ
そして、これ。
フェス感覚に最も重要なのは、音楽です。
実は球場って、音楽のオンパレードなんですよね。
- 選手の登場曲
- 試合合間のBGM
- 応援(相手含む)
- 7回ラッキーセブンの応援歌
実は私もさほどプロ野球に興味の無い彼女を球場に連れていきますが、彼女が楽しんでいるのは「ユニフォームなどの格好」と「音楽」なんですよね。
音楽に関しては、「鈴木大地=ファンモンの人」「香月一=モー娘流すのはセンス良い!!」「田村=今年はコナンのBGMじゃないのー」「細谷=Dream’n良い!!」「西部のメヒアの曲よいなー」「ヤクルトのトランペットの人上手い!!ロッテは何でラッパ吹かないのー」などなど、応援を含めて試合よりも音楽の方を気にしていますからね。笑
ですから、チャンステーマや選手の応援歌を出し惜しむ最近のマリーンズの応援は結構な死活問題だと思います。
マリーンズの名物は、外野の応援であることは間違いないのですから、野球に詳しくない女性でも楽しめるよう、良い曲は沢山流すべきでしょう。
これは球団側ではなく、我々既存のファンが出来ることです。
先日のヤクルト戦では、トランペットの人手不足感が否めなかったので、どなたか楽器出来る人は強力してあげて下さい。笑
球団側は、試合の合間はCMを流すのも必要だとは思いますが、流行りの曲や今の20代が小さい頃に流行った曲とかを流すのも良いと思いますね。
とりあえずまとめ
長くなったので今回はこの辺りでとどめておきますが、まとめると、女性ファンを増やす為には「フェス感」が必要です。
それは、ユニフォームを着てコスプレ感を出すとともに、音楽(応援)を楽しめるようにもっと工夫をしていく、ことが重要であると述べてきました。
特に、応援は非常に重要な要素だと思います。他と違って私たちファンが出来ることでもありますからね。
「応援歌やチャンテを出し惜み過ぎ」と言っても、応援団の方が大変なのは分かります。
ですから、私たちはマリーンズの為に頑張って下さっている方に対して誠意をもって協力していくことが初めの一歩なのでしょう。
既存ファンが協力すればやがて大きな集団の意志となりますし、その意志は全体の方向性を修正していくことになるでしょう。
女性ファンが増えれば球団の収益はその分増えますし、そうすれば年俸に使えるお金やその他の改善に使えるお金も増えていくことでしょう。
皆さんも、何をすれば「カープ女子」のような「マリン女子」が増えるか一度考えてみてはいかがでしょうか?
>私自身、野球の奥深さや面白さは女性にも分かって貰いたいですが、現実問題どうにも無理のある話です。
なんか引っかかる表現だなぁ
野球の面白さを分かる女性もいるし分からない男性もいるでしょ