【千葉ロッテ】2019年度選手評価 15関谷亮太

今回は10月3日に戦力外通告を受けてしまった関谷亮太のレビュー記事になります。
イースタンでは32試合に登板して6勝7敗、防御率3.53というそこまで絶望的な成績ではありませんでしたが、28歳という年齢も相まって来季の構想から外れてしまったようです。
2015年ドラフトの2位指名でロッテに入団した関谷でしたが、同学年で同期の高野もトレードで出されてしまい、球団としては両選手の才能を開花させてあげることは出来ませんでした。
2019年は1軍で登板することがなく、2軍でのイニングイーターという便利屋として使われて終わってしまいました。
チェンジアップが武器であったものの、パリーグの剛腕投手の中では埋もれてしまうストレートの力の無さが目立ち、得意のチェンジアップを活かすことが出来ませんでした。
クイックの上手さなど器用な一面もあったものの、肝心の投球で持ち味を出すことが出来ず、その点はファンとしても残念でした。
ストレートで押す投球が出来なかったのには、身体の細さにも原因があるように思います。
最近の高卒投手はじっくり身体作りからルーキーイヤーをスタートさせられますが、社会人出身の関谷にはそんな悠長な時間はなく、身体を鍛えてフォームを調整する余裕はありませんでした。
そういう意味では社会人出身の投手は1、2年目で軌道に乗れないと厳しく、そういう事情を分かっているからこそ、球団としてもここで戦力外通告にしたのかもしれません。
今後は再び社会人チームに戻るのか分かりませんが、次の環境での活躍を期待しています。
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